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カテゴリー: Web アプリ

政府統計データ API で公開されている統計表のリストを作ってみた

2013年6月28日

総務省統計局と統計センターによって、次世代統計利用システム(API機能)の試行運用が6月10日から開始されました。自分も統計データAPIを使ってアプリケーションを作ろうと思っています。

ところで、統計APIの関係では「統計くん」というWebサービスがメディアに取り上げられています。例えばITmedia ニュースによると「個人開発者の矢野さとるさんは6月12日、10日に公開された「次世代統計利用システム」のAPIを活用し、国勢調査などの政府が持つ統計データをCSV形式でダウンロードできるWebサービス「統計くん」を公開した。」というような記事が掲載されています。

その「統計くん」を使ってみると、データの一覧には自分の欲しいデータがありませんでした。そのため今回のAPIの公開がかなり暫定的なものなのかと思ってしまいました。でも実際に調べていくと「統計くん」では統計APIで公開されている統計表のごく一部しか扱っていないことがわかりました。

自分で使うためにも、どういう統計データが公開されているかを知りたかったので、APIで公開されている統計表の一覧表を作成してみました。まだまだ未完成ですが、統計APIを使ってみようと思っている人には役に立つと思うので ecitizen.jp の方に「政府統計データAPI エクスプローラ」として公開してみました。

日本型SEOの終焉

2013年5月26日

昨日「アフィリエイトで勘違い」の元増田氏のことを書いたので、それに関連してSEOのことについて書いてみました。その元増田氏がホームページを作り始めた2007年というのは、日本型SEOの最盛期の時期であり、また実際に「日本型SEO」が有効な時代でもありました。なお、SEO とは、日本語では検索エンジン最適化といい、特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにする技術のことです。

Google トレンドを使って、SEO の人気度を表示したのが下の図です。少し前に「CakePHPに飛びついた日本のITエンジニア」というブログを書いたけど、CakePHP とよく似た動きをしています。日本では、当時はSEO といって騒いでいましたが、2010年にYahoo Japan がGoogleの検索エンジンの採用し、2011年にはGoogleがパンダアップデートやペンギンアップデートと呼ばれる検索エンジンのアップデートをおこなったので、SEO対策だけで価値のないサイトは大きく検索順位を下げることになりました。それとともにSEOの人気度も急降下しています。

すべての国

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日本

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Google トレンドの図では、SEOの人気度の相対的な位置がよくわかるように、CMSとして最も有名なWordPress と Web アプリケーション フレームワークの Struts, Ruby on Rails, ASP.NET MVC, CakePHP, Grails, CodeIgniter, Laravel を合計したしたものを表示しています。日本の場合、Webページを作るためのツールであるWordPressよりSEOの方が人気があったというのはどう考えても過熱しすぎですよね。グラフを見るとSEOの人気度が急落して、日本も世界と同じような位置になったようにも見えます。

すべての国でみると、SEO は安定した動きをしているキーワードです。Web アプリケーション フレームワークも、個々のツールに関しては人気度が大きく動いていますが、それらを合計すれば安定した動きをしています。Web サイトに機能を追加しようと思えば、Web アプリケーション フレームワークを使った方が効率がいいから、根強い人気があるし、将来的にも Web 自体は重要な位置を占め続けると思うので、どのツールが人気を集めるかは別にして、根強い人気を持ち続けると思います。

SEO も Web アプリケーション フレームワークと同じようなものです。Web の世界では検索エンジンに拾ってもらわなければ、誰にも知られない存在です。だから、検索エンジンを理解して、検索結果をより上位に現れるように努力することは Web に携わるエンジニアであれば当然のことです。Google 自身がウェブマスターツールを作成し、SEO の解説をしていることからもわかるでしょう。最後に、SEO の未来について、「「SEOは終わった」のではなく、進化した」という記事を紹介しておきます。

http://www.seojapan.com/blog/future-of-seo

アフィリエイトで勘違い

2013年5月25日

はてな匿名ダイアリーにあった「アフィリエイトで勘違いした大学生の末路」の記事を読んだときに気になったのですが、イケダハヤト氏も「「ブログで稼ぐ」「アフィリエイトで稼ぐ」なんて夢は見ない方がいいですよ」という記事を書いていたので少し自分の感じたことを書いてみた。

元増田氏は、趣味で作成したホームページが、多い時で1日12万PVもあるサイトになり多いときで月80万円も収入があった。しかし、べた書きで作っていて、MVC は理解できなかったから、できることに限界があった。昨年の11月にグーグルのアルゴリズムが代わり検索順位が大きく下がった。多い時で80万円あった収入は20万円台にまで落ちた。

それで元増田氏は、「ゲームオーバー」したとして、「僕は公務員を目指すことを考え始めた。」そうだ。そして次のようにいっている。

勉強したあげく面接に落ちたらどうなるだろう。
27歳にもなるのに職歴がなく、独学でphpとSQLを囓った程度ではWEB制作会社は雇ってはくれないだろう。
詰んだかな、これ。
もっと外に出て、みんなと同じ大学生活を送って、みんなと同じ就職活動をして、みんなと同じように働いていれば。

イケダハヤト氏は、ブログの中で「コンテンツ制作のスキルはかなりありそうなので、公務員よりふさわしいキャリアはありそうな気もしますが…。」と言っているし、トラックバックでもスキルあるからと同情的なものが多い。でも、自分は元増田氏にスキルがあるとは思っていない。

なぜかというと、昨年の11月に検索の順位が大きく下がったということは、Google のいわゆるパンダアップデート呼ばれる検索アルゴリズムの変更によるものだと思われる。パンダアップデートは、質が低いとみなされるサイト、例えばコピーサイトや重複サイトのようにユーザにとって価値のないサイトの順位を下げてGoogle 検索の品質を高めようとするものだ。要するに元増田氏が作っていたサイトというのは、価値のないサイトだった可能性が大だ。そら技術力ないから、「ゲームオーバー」するしかなかったのだと思う。

多分元増田氏は要領がいい人間だったのだと思う。それで一時的には相当な儲けができた。でも理念のない人間だったので価値のないサイトを作ってしまった。最近、そういう要領はいいけど理念のない人間が幅をきかせているような気がする。彼らは口ではうまいことを言うが、創造性はないからどんどん内向きになって仕事をつまらなくしてしまう。

元増田氏が「みんなと同じように働いていれば」というのは過去の成功体験だろう。日本の高度成長期には真面目に働く労働者がいるのは日本だけだったので、真面目に働けばそれだけで成功した時代だった。しかし、現在では真面目に働く労働者は、中国にもインドにも東南アジアにも日本の数倍の労働者がいる。そして、彼らの給料は日本人の1割や2割である。だから、みんなと同じように働くだけでは、給料に下降圧力がかかるのは無理がないことである。だから最後の結論が「みんなと同じように働いていれば」というのは本当に寂しい。

イケダハヤト氏は、自分がブロガーであることについて次のように書いている。

でも、ぼくはプロブロガーを辞めることは当面ありません。限界までこの仕事で稼ぎつづけるつもりです。
なぜか?それはぼくが「書くことが大好き」だからです。もう、これ以上の理由はありませんね。どれだけ厳しくても、稼げなくても、この道は諦めたくないのです。

プロとして生きるというのはそういうことだよね。自分も価値のあるWebサービスを作りたいと思う。

最後に Google の理念ということで、Google が掲げる10の事実のタイトルのみだけど記載しておく。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブでも民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

CSS フレームワークを使う

2013年5月20日

今まで CSS については、必要な時になって必要な部分だけ追加していたけど、それだとレイアウトの統一性がなくなるし、CSSがどんどん複雑になっていくのでなんとかしないといけないと思っていた。それで、CSS フレームワークについて調べてみた。

CSS フレームワークの一覧については、CSS Frontend Frameworks が結構綺麗にまとめている。CSS フレームワークは結構たくさんあるので、代表的なものを列挙してみた。

どれを使うべきなのかというと、本来は実際に使ってみて比較すべきなのだが、Twitter Bootstrap が一番人気で Twitter Bootstrapを利用すると、簡単にTwitter 的なデザインのWebサイトを作成できそうだし、Umbraco でも既に uBootstrap というスターターキットもあって結構ダウンロードもされているので、とりあえずは、Twitter Bootstrap を使ってみようと思っている。

CakePHPに飛びついた日本のITエンジニア

2013年5月19日

Google トレンドで Web アプリケーション フレームワークの人気度を調べていたら、日本だけが世界と違う動きをしていることに気がついた。そのグラフが下の図で、赤が Ruby On Rails、黄色が CakePHP、青が ASP.NET MVC、緑が Grails。グラフを見ると、日本では、2006年~2009年にかけて CakePHP の人気度が急激に伸びていて、飛びついたという感imageじになっている。2010年以降は、すべての国だと、CakePHP も Ruby on Rails も人気度が横ばいとなっているし、アメリカも横ばいで推移しているし、イギリスやドイツ等も見てみたが横ばいだった。しかし、日本では人気度が下がり続けていて、Web アプリケーション フレームワークなんて終わったといっているような感じのグラフになっている。

現在、企業が収益を上げるためにはIT投資は重要だし、IT投資の中でWeb アプリケーション フレームワークの役割は大きいと思う。現に他の国ではWeb アプリケーション フレームワークへの関心度が減少していないことを考えると、日本のIT企業は何をしているのかと思ってしまう。日本のIT企業は受託が多いいため、委託元が近年の不況によって投資の削減をしているからどうしてもその影響を大きく受けてしまうのかもしれない。

すべての国
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日本
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アメリカ
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Amazon.co.jp で本のベストセラーで調べてみると、Web アプリケーション フレームワーク関係の本では、「コンピュータ・IT」の「プログラミング」の「その他」で「CakePHP2 実践入門」が92位で一番上位で、日本では CakePHP が一番人気だということと合致している。次が、「Ruby on Rails 3 ポケットリファレンス」で238位となっていて、日本ではWeb アプリケーション フレームワークの本はあまり売れていない。なお、Amazon のベストセラーの順位はすぐに大きく変わるからあくまで概数値だと思ってほしい。

   

一方、Amazon.com で見てみると、コンピュータ・IT」の「プログラミング」全体で、「Pro ASP.NET MVC 4」が9位、「Ruby on Rails Tutorial: Learn Web Development with Rails (2nd Edition)」が70位と日本と比較にならないぐらい売れている。

この結果をみていると、世界のエンジニアが Web アプリケーション フレームワークに関心を持ってきちんと学んでいるのに対して、日本のITエンジニアは無関心になってきて大丈夫なのといいたくなってくる。

それから、ASP.NET MVC の将来に関して言えば、Amazon.comで本が売れているのは結構大きいと思う。日本ではASP.NET MVC はあまり使われていないようだけど、世界的には結構普及するように思う。

最後に、Java の Web アプリケーション フレームワークについて少し補足しておくと、かっては Struts が大成功をおさめて2000年前半には事実上のスタンダードになっていた。それで、現在でもまだ多くのシステムで利用されていて、Google トレンドの人気度でもまだ一番だ。しかし、急激に人気度が落ち込んでいるのでグラフが見づらくなること、すでにセキュリティパッチやバグ修正は提供されない状態になっていることを考えて除外した。後継としては Struts 2, Spring Web MVC, Grails, Stripes 等があり、かなり混沌としているようなので、 比較的人気度の高い Grails を選択した。これらを併せると現在でも Java 系のフレームワークが圧倒的に多く使われているということは事実だ。でも、かってのような圧倒的な強さはなくなっている。

(追加 2013年5月25日)

PHP のWeb アプリケーション フレームワークに関しては、最近はCakePHP よりも CodeIgniter や Laravel の方が人気があるようだ。Google トレンドのすべての国と日本での人気度のグラフを下に載せておきますが、日本ではやっぱりWeb アプリケーション フレームワークの人気ないよね。

すべての国

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日本

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